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10時ちょっと前に目が覚める。
妻は1人で、朝食を食べに行く。
このマンハッタンホテルは、今日チェックアウトしなければならない。
昨日は、エジプトから戻ってくる日だったので、事前にマンハッタンホテルに1泊分だけ予約を入れておいた。
それ以降は、バンコクで探して、いいホテルがあれば、そこに泊まろうと思っていたのだが、思った以上に疲労の度合いが強く、このままマンハッタンホテルに延泊することにする。
ホテルのフロントに行き、
『もう1泊したいのですが、部屋は使えますか?』
と告げると、フロントの上品で綺麗なお姉さんは、
『お部屋は大丈夫ですが、1泊1600バーツになります。それでも、よろしいですか?』
と言ってくる。
このマンハッタンホテルは、プログラムDという代理店を通して、1泊1000バーツで予約したものである。
いくらなんでも、1600バーツは無茶というもの。
『ここ1泊1000バーツで予約したんだけど、同じ値段にならないの?』
と聞くと、
『代理店を通されるとその値段でOKなのですが、ご自身で予約をされると、1600バーツになるんです。』
と言う。
どうしたものか考えあぐね、隣に居る妻にコトの成り行きを通訳してやると、
『それはおかしい。この間私が泊まった時ね、チェックインしてる時に、ちょうど日本人の飛び込みの客が来て、1000バーツで泊まってたよ。』
と言う。
完全に、人間を見て差別というか区別をしている。
最近、マンハッタンホテルは、連れ込み旅館化してる、という噂も聞くので、すぐにチェックアウトの準備をする。
プログラムDという代理店は、マンハッタンホテルからスクンヴィット通りを挟んだ向かいのビルに入っているので、今からそこに行って予約し直してもいいのだが、やめた。
チェックアウトをして、それから、プログラムDのオフィスに行き、スイスパークホテルを予約した。
実は、ここもプログラムDで、1泊1000バーツで明日から1泊だけ予約しておいたのだが、今日からの2泊に変更してもらうために、交渉しに行った。
結果、同じ1000バーツで、問題なくOKが出る。
その足で、スクンヴィット ソイ11のスイスパークにチェックインする。
妻は、完全に、こちらのスイスパークの方が気に入ったようである。
確かに、角部屋で12階ということもあり、陽当たりは抜群で、スクンヴィットから入ったソイも、まあまあ明るいので、女性にはいいかもしれない。
それに、部屋にいると、夜は、アンバサダーホテルの前でやっているコンサートが聞こえる(笑)
ホテル自体は、マンハッタンと比べると、ちょっと、安っぽい感じがしないでもないが、室内の設備や備品の充実度は、マンハッタンホテルを圧倒している。
コンビニに飲み物を買い出しに行き、部屋の冷蔵庫に入れて置く。
妻は、今日も、買い物に出掛けてしまった。
私は、ホテルのプールで、のんびり本を読むことにする。
昨日は、ちょっと曇っていて、暑さもそれほどでもなかったが、今日は、太陽が、ガンガンに照っている。
文庫本を1冊読み終える頃には、体中が赤くなっていた。
プールサイドに寝転がり、横には、タバコと灰皿と、ビール、、、体が熱くなったら、プールに入って、ちょっと泳ぐ。
すぐに、プールから出て、またタバコとビールを楽しみながら、本を読む。
私には、この上ない贅沢な時間である。
夕暮れ時まで、プールで過ごし、部屋に戻る。
部屋でシャワーを浴びて、冷房の効いた部屋で、くつろぐ。
NHKの衛星放送が見れるので、テレビを見ながら、のんびり過ごす。
マッサージに行こうかとも思ったが、なかなか足が向かない。
やっぱり、出不精になってしまった。
陽が暮れてから、妻が戻ってきたので、近くのインド料理店まで食事に行く。
しかし、ここで、またイライラさせられる。
食事に行く前にシャワーを浴びる、と言って1時間以上、待たされる。
バスルームで何をしてるのか知らないが、やっと出てきたと思ったら、ベッドの上で、だらだらしている。
とうとう、堪忍袋の緒も切れて、
『いい加減にしろ! 人を待たせるのも、たいがいにしろよ!』
と叫んでしまった。
なんだか、いろいろ言い訳をしてたが、それを遮って、
『俺は、ずっと、待たされっ放しじゃねーか! 俺は待たせるのも、待たされるのも、大嫌いなんだよ! 何でもテキパキ出来ないんなら、もう、2度と、お前とは旅行には行かない! そのつもりでいろ!』
と、怒鳴りつける。
謝るでもなく、黙って下を向いている。
『英語は出来ない、時間は守れない、人を待たせても何とも思わない・・・・はっきり言ってお前は足手まといなんだよ。』
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
『どうしても、海外旅行に行きたければ、日本からツアーに参加すればいいだろ? もう、俺についてくるな!』
さすがに、泣き始めた。
結局、食事に行くと、黙って、ついてきた。
インドの紅茶である、チャイを注文したのだが、私がインドで飲んだチャイとは似ても似つかない代物でがっかり。
肝心のカレーは、まあまあの味だった。
食後、スコールが始まった。
雨足はあまり強くないので、妻は、そのままスカイトレインに乗って、買い物に出掛けてしまった。
私は、インターネットをしたりして、そのまま部屋に戻る。
どうやら、私より、妻の方がバンコクを満喫しているようである。
夜10時過ぎ、妻がホテルに帰ってきた。
それと入れ替わるように、私は、小腹が空いてきたので、屋台に出掛ける。
そのまま夜遊びに行こうかなとも思ったが、やはり、元気が出ない。
というか、気力がない、、、、。
ホテルの近くの屋台で、スイカとパイナップル、とうもろこしを買ってホテルに戻る。
タイでは、スイカは、1年中食べれるのだが、この5月ぐらいが、一番、美味しい。
また、タイは、パイナップルの生産量が世界一なだけあって、安いし、美味しい。
シャワーを浴びて、本を読んでいたら、いつのまにか、眠ってしまった。